HEMのプレシャスチャンダン。
世界一売れているお香メーカーの、スタンダード。
日本のお香では味わえない、どこか清涼感のある異国の香りが、癖になる。
日々お香を炊いてると、鼻が慣れてきて「もっと強いお香ないかな…」ってなってくる。
日本のお香は良くも悪くも、優しい。
結局日本のお香が一番いいなぁなんて思ってしまうのだけども。
インドのお香は、香りが強烈だと聞いて、たどり着いたのがHEM。
その中でも定番の香り、HEM プレシャスチャンダンを手にした。
インド香の定番で、アジアンな雑貨屋さんとかでは、よく使われてるらしい。
インド香の定番なのに、ドンキとかで一箱300円程度で売っているなんて、安すぎて不安になる。
ちなちに、チャンダン、というのは、白檀の意味らしく。
白檀好きの私は、期待に胸を膨らませ、開封してみるのだが。
箱を開けたら、漂ってくるのは嗅いだことのない異国香。
これは… 私の知っている白檀、ではないぞ。
複雑で嗅いだことのない匂いで、なかなか言葉で表せないが、白檀というよりスパイスなんじゃないかなぁ。
とりあえず思いついたワードを並べてみる。
スパイシー
少し清涼感
甘さはない
複雑
… 語彙力のなさを痛感する。
ちなみに、うちの子がこの匂いを嗅いだときは
「辛い!辛い!!」
と、辛いを連呼していた。
まぁお香好きじゃない人からしたら、これは辛くて強烈な何かでしかない。
兎にも角にも、確かにこれは、日本のお香には存在しない系統。
少なくとも、日本のお香を常用している方だと、はじめはちょっとキツい。
ただ、ちょっと慣れてくると、なんだかクセになる。
良く味わってみると、スパイスと清涼感のコラボがたまらない。
スルメと一緒で、噛めば噛むほど美味しい、みたいな。
ただ、インド香全般に言えるが、日本のお香と違って、匂いは強烈なので、色々注意が必要。
まず、めちゃくちゃ香りが残る。
数本炊いた後、1ヶ月以上、部屋に匂いが残る。
ずっと薫いてると麻痺してくるけど、数日ぶりに自室に入ると、匂いが残ってるのがよくわかる。
他のお香も結構薫いてるはずなのに、何故だか何処からか、チャンダンが、チャンダンが、部屋から顔をだす。
薫きすぎたからというのは、否めないが、他のお香はこんなに匂いが残ることはなかった。
とりあえず、ご家族がいる方や、アパートや密集地では、薫く量には、ちょっと注意が必要。
というか、薫かないで、開封して部屋に置いておくだけで、丁度いい気がする。
そんな感じで、日本人にはちょっと強すぎると感じる人も結構いると思うが
香り自体は良いので、新境地を開拓してみたい人は、是非試して欲しい。
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