松栄堂さんのカジュアルライン、Xiang Do(シァンドゥ)のサンダルウッド。
公式には、”オリエンタルな響き―深く心に語りかける、ピュアな白檀。” のキャッチフレーズ。
その名に恥じないとおりの、混じり気のない白檀の香りだった。
サンダルウッド(白檀)の香りのお香って、それぞれ違うので「一体、どれが本当の白檀なのだろうか?」といつも疑問に思っている。
その中で、私の一つの答えは、お寺の前で香炉を囲んで皆で薫いている、あのぶっとい線香の匂い。
とはいっても、それも寺院それぞれ違うのだろうけども。
私が試したインド香のサンダルウッドは、軒並みこの系統で、香木感も少なく、スパイス感も無く、お菓子でもない甘い香り。
そして、このXiang Doのサンダルウッドも、まさにこの系統。
同じ松栄堂さんの芳輪 白川を愛用している私としては、違う系統で少し拍子抜けした。
同じメーカーさんのサンダルウッド(白檀)でも、結構違うのね。
ちなみに、最近使ったものだと、香彩堂さんの「お香棒形10本入り」に似ている。
和風感はあまり感じず、オリエンタルな印象を受けた。
甘いインド香のサンダルウッドを、優しくした感じだ。
私は、甘いサンダルウッドは好きだが、和風感や香木感も欲しい派。
この系統のサンダルウッドは甘ったるくて、少し気持ち悪くなってしまう時がある。
なので、インド香のサンダルウッドは、何本も薫けない。
しかし、このXiang Doのサンダルウッドは、マイルドな香りだちで、良い意味で何本も薫けてしまうくらいの香りの強さだ。
ちょっと難点だと思ったのは、少し煙たさを感じること。
ほかのXiang Doシリーズは、煙たいと感じなかったのだが、これはちょっと煙たく感じた。
薫けないほど煙いわけではないし、香り自体が良質であることには変わりないのだが、。
総評、日本人向けに作られた、オリエンタルで異国感のあるサンダルウッドといったところだろうか。
オリエンタルな甘いサンダルウッドの入門として、オススメしたい。