松栄堂さんのカジュアルライン、Xiang Doのパロサント。
公式には、”インカの祈りにみちびかれ―神の木と呼ばれる南米の香木、どこか懐かしい木の甘さ。”の説明区。
スイーツにも似たモダンな甘い香りだった。
最近甘いお香ばかりなもので、たまにはウッディーなお香も薫きたい。
この前薫いた、無印良品のシダーウッドが良かったこともあり、同じウッディー系である、こちらのパロサントが気になり。
手元にあるXiang Doシリーズのアソートに手を伸ばした。
Xiang Doシリーズは、白檀やアガーウッドが良い出来だったので、こちらはどうだろうか。
早速火をつけてみる。
…ん?甘い、甘いぞ。
甘い木の香り… ではない、バニラのようなスイーツの甘さだ。
一瞬、バニラと間違えたかと思ったくらいだ。
パロサントは、香木に火をつけて消えた時の香りを楽しむ、スマッジングという方法で香りを楽しんでいたことがあるが、似つかない。
そもそもパロサントは、白檀のように甘味のある木というより、どちらかというとヒノキのような爽やかさのある木だ。
なので、この甘みは一体何を表現したものか不明である。
辛口になるが、香木のパロサントを知っている人が嗅いだら、イメージ違いすぎて再び手に取るのは難しいだろう。
ただ、スイーツ系のお香としてなら、これはアリだ。
むしろ、Xiang Doのバニラより、香水感が抑えらへている気がして、私には馴染みやすい。
香り自体の質は良く、雑味もない。
パロサント… とは違うが、シンプルなグルマン系の甘さを求めるのであれば、選択肢にいれてみると良いかもしれない。