お香の老舗、薫玉堂さんの、宇治の抹茶。
公式には、”茶樹が織りなす縞模様が山の端まで続く、宇治の茶畑の美しさ。
あわただしい日常にひと息つける、抹茶のふくいくたる深い薫りです。”の説明区。
苦味や茶畑の葉っぱ感も感じるような、日本人の心に訴えかけてくる大人の抹茶。
日本人にとって馴染みの多い、抹茶。
現代人は、抹茶ラテや抹茶チョコのように、抹茶に甘味をつけたがる。
さて、この薫玉堂の宇治の抹茶の香は、どんな味がするだろうか。
火を付けてみると、苦味のある大人な抹茶の香りが漂った。
そうだ、本来抹茶ってこんな感じだ。
たてたばかりのお茶のような、ちゃんとした苦味のある、甘くない抹茶だ。
そして、立てたばかりのお茶かと思いきや、少しだが葉っぱっぽさも感じる。
なるほど、和室で立てるお茶ではなく、茶畑をイメージしたお香というのも頷ける。
結構大人の抹茶だ。
子供がいたら「苦い!」と言われそうだ。
だが、普段コーヒーやお茶を飲んでいる私は、これは嫌いになれない。
甘いお香の合間に薫いたりと、箸休めに良さそうだ。
自宅に和室や縁側があったら、晴れた爽やかな日の午後にでも薫きたい。
甘くないお香を探している方、大人な抹茶を楽しみたい方に、オススメしたい。